ARM用のESXiがリリースされています。確か、以前、vmwareのバルセロナ?かどこかでデモを見たことがあったなぁ。
Raspberry Pi 4 4GBで動作します。
簡単に手元の環境で起動までやってみました。

必須環境
- EEPROMが000137ad以上のRaspberry Pi 4 4GB
- UEFI boot用のmicro sdカード (1GBあればOK)
- iso起動用のUSBメモリ (1GBあればOK)
- ESXiインストール用のUSB or SSD (16GB以上?)
公式ドキュメント
英語ですが以下サイトのマニュアルに手順はすべて記載してあります。
ESXi Arm Edition | VMware Flings
ESXi Arm Edition
version 1.2 — November 30, 2020
インストール方法
- ここ(MyVmware)からISOをダウンロード(昔、fusion買ったときのアカウント)
- UEFI boot用のmicro sdカードの作成
- latest official Raspberry Pi Firmwareのダウンロードし展開
- latest community Raspberry Pi 4 UEFI firmwareのダウンロードし展開
- official Raspberry Pi Firmwareのbootフォルダ内の以下4ファイル削除(kernel*.img)
- kernel.img
- kernel7.img
- kernel7l.img
- kernel8.img
- community Raspberry Pi 4 UEFI firmwareの中身をofficial Raspberry Pi Firmwareのbootフォルダに上書き
- FAT32フォーマットしたmicro sdカードにofficial Raspberry Pi Firmwareのbootフォルダに中身をコピー
- 4GB版のみconfig.txtに以下を追記
gpu_mem=16
- iso起動用usbメモリ用にESXiのisoを書き込み
- UFEIの設定を変更
- micro sdカードをRaspberry Piに接続して起動し、ESCキーを押して設定画面を表示
- Device Manager -> Raspberry Pi Configuration -> Adovanced Configuration -> Limit RAM to 3GB をDisabledに変更
- iso起動用usbメモリ、インストール用usbメモリ or SSDを接続
- UFEIの設定画面のBoot Managerよりiso起動用usbメモリを選択してESXiのインストーラ起動
- いつも通りのインストール
所感

- 何もしてなくても1GBくらいメモリを使っている
- ARM版のOSしか動かない?
何に使うか思い浮かばないけど、組み込み系の仮想化需要ってあるのかな?古い家電からデータをStorage vMotionで移行するとか、、、クラウドあるか。
よくわかりませんが、ESXiのカーネルの可搬性は評価できると思う。