vmware Tanzu

導入の敷居が高かったVMware Tanzu

VMware Tanzu はVMWorld 2019 で発表されたわけですが、これまで仮想マシンしか稼働できなかったVMware製品のうえでコンテナアプリケーションを動かせるようにするぜ!スゴイだろ!という発表でした。
しかし、あまり発奮していなかった状況が続いていました。


理由は明確で、導入するにはVMware Cloud Foundation(VCF)の購入が必要であったり、NSXが必須であるなどのハードルの高さが課題でした。結果、価格も高価で、ハードルが高いので導入スキルを持った人もいなかったという背景がありました。

導入しやすくなったVMware Tanzu

導入のハードルの高さをVMwareは認識していた…のかは定かではないですが、vSphere 7 Update 1 ではこれまでの導入課題を多く取り除いたことで、話題となりました。
では、何を取り除いたのか?

・VMware Cloud Foundation が必須ではなくなった
・NSX(ネットワーク仮想化)が必須ではなくなった

細かいところはいっぱいありますが、大きくこの2つの理由により、これまでvSphere を基盤にしていたユーザーやSIerにはインパクトあるニュースとなったわけです。その名前が “vSphere with Tanzu” です!

VMware Cloud Foundation が不要ということなので、これまでのvSphere だけで動くというところからのネーミングかなと思います。