VMwareは、VMware Cloud on AWSやVMware Cloud on Dell EMCなど複数のVMware Cloudに対する支払いを一本化する「VMware Cloud Universal」を発表しました。
VMware Cloud Universalは、ユーザーが共通通貨である「クレジット」をVMwareから購入。そのクレジットを用いて、オンプレミス用のVMware Cloud FoundationやVMware Cloud on AWS、VMware Cloud on Dell EMCのサブスクリプション料金を自由に配分して支払うことができるというもの。
配分はいつでも変更できるため、サブスクリプション料金の支払いをVMware Cloud Universalのクレジットに一本化しつつ、ワークロードをオンプレミスやパブリッククラウドなどに動的に移動や配分するようなマルチクラウドの利用に合わせた柔軟な支払いが容易になります。

現在のところ、クレジットの支払い対象はVMware Cloud on AWSと、Dell EMCのハイパーコンバージドシステムであるVxRailをハードウェア基盤とし、そのうえにVMwareのクラウド基盤ソフトウェアを組み込んですぐ使えるようにしたVMware Cloud on Dell EMC、そして今回のVMware Cloud Universalでのみサブスクリプション方式で購入できるようになったVMware Cloud Foundationの3つ。
また、VMware Cloud Universalのためにマルチクラウドを一元管理する新サービス「VMware Cloud Console」も同時に発表しました。
VMware Cloud Universalは英語圏にて本日から提供開始。日本での提供予定は2022年の後半と、1年以上先になっています。