パブサブとは?

「パブサブ」

  • 「パブサブ」モデルを採用した
  • ミドルウェアの「パブサブ」機能を使った

といった例文などを目にすることもあるのではないでしょうか ?

比喩

「パブサブ」とは「パブリッシュ / サブスクライブ」の略となり、日本語にすると「出版 / 購読」と言います。

現実世界の例を出してみましょう。例えば「メールマガジンの仕組み」を想像してみるのはいかがでしょうか ? メールマガジンを作成し、メールを送ることを「パブリッシュ (出版)」だとすると、メールマガジンに登録し、メールを受け取ることを「サブスクライブ (購読)」と考えることができます。メールマガジン自体が「パブサブ」の仕組みで動いているとも言えます。

Writing and sending a lot of e-mail concept. Businessman drawing e-mail icons on chalkboard.

メリット

では、現実世界の例をさらに深堀り、メリットを考えましょう。

1. 不特定多数に一斉に送れる

メールマガジンでは、送信側から受信側を 1 人 1 人意識する必要はありません。言い換えると「不特定多数に一斉に送れる」と表現できます。その結果、送信側に影響なく受信側を増やせます。前回の比喩 (疎結合) から引用すると「送信側と受信側の結合度を緩めている」とも言えます。

2. 興味のあるトピックのみをサブスクライブできる

例えば、スポーツに特化したメールマガジンを想像してみると「野球」や「サッカー」や「テニス」など、スポーツごとに「トピック」があるかもしれません。そして、興味のある「トピックのみを」サブスクライブできることも多いです。このように選んだトピックをサブスクライブできることも、メリットの 1 つと言えます。

まとめ

本記事では、メールマガジンを比喩に「パブサブ」を紹介しました。実際のワークロードでは「データ更新通知」や「プッシュ通知」や「チャットサービス」などで採用されています。AWS では、例えば Amazon SNS を活用して「パブサブ」モデルを実現することができます。