Google Distributed Cloud発表。Google Cloudの機能をオンプレミスやエッジロケーションに拡大。Google Cloud Next ’21

Googleは、Google Cloudの能力をオンプレミスやエッジロケーションにまで拡大して提供する「Google Distribute Cloud」として、 「Google Distribute Cloud Edge」と「Google Distributed Cloud Hosted」を発表しました

日本時間で13日未明に開幕する同社のオンラインイベント「Google Cloud Next ’21」で詳細が説明される予定です。

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Google Distributed Cloud Hostedは、オンプレミスのデータセンターに置いたサーバ上でGoogle Cloudが提供しているデータベースや機械学習、コンテナ管理などと同様のサービスを実行し、データ処理を可能にするもの。Kubernetesを採用したGoogleのマルチクラウドプラットフォームであるAnthosを基盤に構築されています。

データをパブリッククラウドに送ることなく、オンプレミスで処理できることで、センシティブなデータ処理が要求される場面での利用が想定されています。

Google Cloudには、すでにオンプレミスとGoogle Cloudとのハイブリッドクラウドを構成するためにGoogle Kubernetes Engine on Premise(GKE on prem)があります。

GKE on PremとGoogle Distributed Cloud HostedはどちらもAnthosによる統合管理、Kubernetesによるインフラの抽象化を実現していますが、Google Distributed Cloud Hostedは、必ずしもつねにGoogle Cloudと接続している必要がなく、「Fully rely on local control plane」(完全にローカルなコントロールプレーンに依存している)点が異なっているとのことです。

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Google Distributed Cloud Edgeは、テレコム企業やGoogle Cloudのネットワークのエッジロケーションに配置されます。

ワークロードを顧客の近くで提供することによる小さなレイテンシなど、テレコム企業の5G通信のコアネットワークとGoogle Cloudが連携しすることで、テレコム企業がこれまでにない新たなサービスを提供することを支援します。

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こうしたハイブリッドクラウドやテレコム向けのサービスは、AWSであればAWS OutpostsやAWS Wavelength、Microsoft AzureであればAzure StackやAzure Edge Zonesなどの展開が始まっています。

Google Distributed Cloud Edge/Hostedは、こうしたものに対抗するものと位置づけられます。

GoogleはGoogle Distributed Cloud Edge/Hostedの差別化要因として、AI機能によるリアルタイム分析、Anthosによる統合管理、Google Cloudが備えるグローバルなインフラが実現する高性能と高可用性を挙げています。

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Google Distributed Cloud Edge/Hostedは、シスコ、デル、HPE、NetAppなどから対応ハードウェアが提供される予定です。