HPEが「Silicon on demand」発表、CPUコアを使いたいときだけシリコンレベルで有効に。インテルと協業で開発。

ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)は、CPUコアをシリコンレベルで簡単かつ動的に有効、無効を切り替えることができる新技術、「Silicon on demand」を発表しました

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CPUのコア数を動的に変更する技術は、仮想化ハイパーバイザを用いて仮想マシンに割り当てるコア数を変更することなどにより、これまでも存在していました。

HPEが今回発表した「Silicon on demand」は、そうした仮想化技術を用いることなく、シリコンのレベルでCPUコアの有効化と無効化を「クリックするだけで」(HPEプレジデント兼CEO Antonio Neri氏)簡単に切り替えられる技術です。

これはOracle DatabaseやSQL Serverのように、コア数をもとにライセンス費用が掛かるソフトウェアに対して、仮想化を用いずベアメタルサーバを用いてサーバの性能を最大限に引き出しつつ、簡単に最適なコア数を設定することでライセンス費用を最適化することが可能になります。

Silicon on demandはHPEがインテルと共同で開発したもの。CPUコア数とともにOptaneメモリによるパーシステントメモリもシリコンレベルで動的に増減可能と説明されています。