2021年のエンタープライズIT市場、売り上げ1位は圧倒的強さでマイクロソフト。2位IBM、3位にAmazonが食い込む。4位には中国Huawei。Synergy Research Group

調査会社のSynergy Research Groupは、2021年におけるエンタープライズIT市場の売り上げランキング「2021 Review – Microsoft and Amazon Dominate IT Vendor Revenue and Growth Ranking」を発表しました。

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1位のマイクロソフトは圧倒的。Amazonは1年後にIBMを抜くか

このランキングは企業やサービスプロバイダー向けテクノロジーの販売額を推計したもので、コンシューマ向けの売り上げやデバイスの売り上げを含まないと説明されています。

そのため、ソフトウェアやサービスに強い企業が上位に来る傾向が高いようです。その点に留意しつつ順位を見ていきましょう。

ランキング1位となったのはマイクロソフトです。推定売り上げが1200億ドル(1ドル110円換算で約13兆2000億円)。2位のIBMを2倍近く引き離しているだけでなく、成長率でも全体の3位となる24%とされ、この市場での圧倒的な強さを見せつけています。

2位はIBM。3位にはオラクルやSAPなどの有力なソフトウェアベンダを抑えてAmazon Web Serviceを展開するAmazon.comが推定600億ドル(1ドル110円換算で約6兆6000億円)でランクイン。

しかもAmazon.comの成長率は36%と全体のトップとして突出しているため、1年後か2年後にはIBMを抜いて2位になりそうな勢いです。

クラウド企業だけが大きく成長している

ファーウェイの成長率がマイナスとなった理由は、地政学的問題と技術供給制限の影響を受たとのこと、米国による同社に対する制裁措置によるもののようです。

それでもこのランキングにおいてシスコやオラクルより上位に来る点で、HuaweはエンタープライズIT市場において非常に大きな存在となっていることに改めて気づかされます。

下位に目を向けると、富士通は9位ながら成長率が0%なのが気になるところ。13位に入っているSalesforceは下位ながら25%成長なのが目を引くところです。

2桁成長を見せているのはマイクロソフト、Amazon.com、Salesforceの3社のみ。いずれもクラウドに注力している企業です。この先数年、この傾向が強まることはあっても、弱まることはないのではないでしょうか。

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