Googleは、エッジでワークロードを実行可能にするハードウェアとソフトウェアのフルマネージドサービス「Google Distributed Cloud Edge」の正式リリースを発表しました。
これはいわば、Google Cloud版のAWS Outpostとも言うべきもので、Google Cloudがアプライアンスやラックを提供し、それをユーザー自身のデータセンターや通信キャリア、Googleのネットワークエッジに配置。そこでワークロードを処理することで、低レイテンシが要求されるワークロードや、クラウドへの転送が望ましくないセンシティブなデータのローカルな処理などを実現します。

エッジ用のハードウェアとしてGoogleはアプライアンスとラックの2種類を提供します。アプライアンスの仕様は16コアCPU、64GB RAM、NVIDIA T4 GPU、4つの2TB SSDをRAID構成にして3.6TBのストレージ容量、10GbE ×2、1GbE x 2となっています。

一方、ラックにはサーバが6台、トップオブラック スイッチ 2 台などで構成されます。
Google Distributed Cloud Edge はフルマネージドサービスとして提供されるため、これらのエッジに配置されるハードウェアも含めて全体を、Googleのマルチクラウド基盤であるAnthosで統合管理することになります。https://www.youtube.com/embed/DKHDWFOz42k