Cloudflare、Amazon S3互換のオブジェクトストレージ「Cloudflare R2」のオープンベータを開始。10GB以下ならずっと無料

Cloudflareは、CDNエッジで使えるAmazon S3互換のオブジェクトストレージ「Cloudflare R2」のオープンベータを開始したと発表しました。

Cloudflare R2は、Amazon S3互換のAPIと、同社のサーバレス基盤であるCloudflare Wokersから利用できるIn-Worker APIの2種類のAPIを用意しています。

オブジェクトストレージとしての信頼性はイレブンナイン(99.999999999%)を予定。強い一貫性を実現しており、PUTが成功した場合、それ以後のGETでは必ずPUTの結果が反映されることが保証されます。ただしBucketを削除する場合だけは、削除後しばらくのあいだ読み込みや書き込みが成功する可能性があるとのこと。

月間の保存データが10GB以下であればずっと無料に

Cloudflare R2は特に価格面でAmazon S3を強く意識して開発されたオブジェクトストレージです。特にCloudflareは、Amazon S3のネットワーク帯域にかかる料金が高すぎると指摘していました

今回発表されたCloudflare R2の料金は以下となっています。

  • 月間のストレージ利用料は1GB当たり0.015ドル
  • クラスAの100万回の操作当たり4.50ドル
  • クラスBの100万回の操作当たり0.36ドル

クラスAの操作はBucketの作成、Bucket内のオブジェクトのリストアップ、オブジェクトの書き込みなど、状態を変化させるもの。クラスBの操作はオブジェクトの読み込みなど状態が変化しないものとされています。

しかも利用料金が永久無料に設定された下記の「Forever-freeティア」が設定されています。これを超過すると利用料金が発生します。

  • 月間の保存データが10GB以下
  • 月間100万回のクラスA操作
  • 月間1000万回のクラスB操作

オープンベータ期間中は1Bucketあたり最大で1秒当たり1000GET、1秒当たり100PUTの性能に制限されるとのことで、今後この制限は徐々に引き上げられるとしています。と同時に、オープンベータの性能と信頼性の向上を最優先に改善を続けるとしています。