ノーコード開発ツールのGoogle AppSheetがリレーショナルDBを搭載、「AppSheet databases」パブリックプレビュー公開

Googleのノーコード開発ツール「AppSheet」が新たにビルトインデータベース「AppSheet database」を搭載すると発表されました。パブリックプレビューとして公開されています。

もともとAppSheetにはデータベース機能がなく、スプレッドシートやデータベースに接続したうえで、そのデータベースを基にアプリケーションを開発し、利用するものでした。

今回、新たにビルトインデータベースとしてAppSheet databasesが搭載されれば、外部データベースに接続しなくともアプリケーションが開発できるようになります。

データベースの列やデータ型、リレーションなどを設定

AppSheet databaseは、まっさらなデータベースを作るところから始めます。

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データベースエディタを用いて、列の追加、データ型の設定、テーブルの作成とリレーションの設定などが可能です。作成したデータベースを基にAppSheetのアプリケーション開発ができます。

AppSheet databasesはユーザー当たり最大で20のデータベースが作れ、1つのデータベース当たり最大で20テーブルまで定義可能。テーブル当たり1万行までのデータが扱えるとのことです。

今回のAppSheet databaseによるリレーショナルデータベース機能の搭載により、AppSheetだけで完結する業務アプリケーションの開発が可能になると見られます。

AppSheet databaseは既存のユーザーに対して追加料金なしで利用可能と説明されています。