AWS、クラウド基盤用のカスタムチップ「AWS Nitro v5」を発表。

Amazon Web Services(AWS)の年次イベント「AWS re:Invent 2022」が米ラスベガスで開催中です。

最初の基調講演となった「Monday Night Live」に登壇したAWS Utility Computing担当SVP Peter DeSantis氏は、同社が新しく開発したクラウド基盤用のカスタムチップ「AWS Nitro v5」を発表しました。

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そして、このNitro v5を用いた新しい「C7gn」インスタンスも発表されました。

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最新のNitro v5は従来の2倍のトランジスタを搭載

NitroチップはAWSが同社のクラウド基盤用に開発したASICで、暗号化機能などによるセキュリティ機能、ハイパーバイザの支援によってサーバの能力を全てインスタンスとして利用できる機能などを提供することで、セキュアかつ効率的なクラウド基盤を実現します。

参考:Amazon EC2の最新基盤として「VMware Cloud on AWS」や「EC2ベアメタル」の実現にもつながったAWSの「Nitro System」とは?

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AWSはNitroチップの能力を段階的に向上させてきており、今回発表されたNitro v5では従来の2倍のトランジスタ、メモリバンド幅が50%向上し、PCIeのバンド幅は2倍となりました。

これによりパケット処理能力が60%向上し、レイテンシは30%減少、電力当たりの能力は40%改善。

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この最新のNitro v5チップを用いた最初のインスタンスとなるのがGraviton 3を改良した「Graviton 3E」ベースのC7gnインスタンスです。

C7gnは200Gbpsのスループット、一世代前のC6gnと比較して50%高速なパケット処理能力を備え、ネットワークインテンシブな処理に適したインスタンスタイプ。

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気象予報、ライフサイエンス、産業向けエンジニアリングなどの分野で能力を発揮すると説明されました。

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