Google Cloud、エンタープライズ向け高性能DB「AlloyDB for PostgreSQL」正式サービスとして提供開始、Amazon Aurora対抗の位置づけ

Google Cloudは、エンタープライズ向けの高性能データベースサービス「AlloyDB for PostgreSQL」を正式サービスとして提供開始しました

AlloyDB for PostgreSQLは今年(2022年)5月のGoogle I/O 2022で発表され、プレビュー版となっていました。

参考:[速報]Google、Amazon Auroraに対抗する高性能DB「AlloyDB for PostgreSQL」発表。通常のPostgreSQLよりOLTPが4倍高速、OLAPが100倍高速と

Google Cloudは以前からPostgreSQLのマネージドサービス「Cloud SQL for PostgreSQL」を提供しています。今回正式サービスとなった「AlloyDB for PostgreSQL」は、Googleのクラウドインフラや機械学習の技術を積極的に投入し、より高性能かつミッションクリティカル向けのデータベースサービスと位置付けられています。

AWSと比較するならば、一般用途向けのデータベースサービスである「Amazon RDS」に対応するのがGoogle Cloudの「Cloud SQL」であり、データベースをクラウドネイティブなアーキテクチャとして再構築することで高性能かつ高可用を実現した「Amazon Aurora」に対応するのが「AlloyDB」だと言えるでしょう。

標準的なPostgreSQLと比較してOLTPで4倍、OLAPで100倍の高速化

Google Cloudによると、AlloyDB for PostgreSQLは標準的なPostgreSQLと比較してトランザクション処理で4倍以上、分析クエリで最大100倍の高速化が実現できているとのこと。

メンテナンスも含めて99.99%の可用性SLA が設定されており、データベースのサイズや負荷状況に関わらず、ほとんどのデータベース障害を60秒以内に自動的に検出し、回復する機能を備えています。

さらに、ストレージの自動プロビジョニング、アダプティブオートバキュームなどの運用自動化機能によって、データベースの管理が容易になるとしています。

Google Cloudがエンタープライズ市場を攻略する上でもっとも欠けていたのが、エンタープライズ向けの高性能なデータベースサービスでした。AWSにはAmazon Auroraがあり、Microsoft AzureにはSQL Serverと、最近になってオラクルと提携したことでOracle Cloud上のデータベースも高速回線経由で利用できるようになっています。

今までGoogle Cloudはこれらに対抗できるようなデータベースサービスを持っていませんでしたが、AlloyDB for PostgreSQLの正式リリースによりそ、ついにそれを手に入れることになります。