セットアップ
.NET
Homebrewにdotnet
というパッケージがあるのですが、私の環境では動作させることができませんでした。dotnet
ではなくdotnet-sdk
を使うことにしました。
Homebrewでdotnet-sdk
をインストールします。
% brew install --cask dotnet-sdk
Microsoft.NET.Runtime.WebAssembly.Templates
をインストールします。
% dotnet new install Microsoft.NET.Runtime.WebAssembly.Templates
AOTコンパイルする場合はwasm-tools
もインストールします。
% sudo dotnet workload install wasm-tools
VS Code
VS CodeでC#の拡張機能をインストールします。
C# – Visual Studio Marketplace
ソースコードのフォーマットを有効にしている場合は、言語別の設定でC#のDefault Formatter
をC# ms-dotnettools.csharp
に設定します。
アプリの作成と実行
Blazor WebAssemblyのアプリを作成します。
% dotnet new blazorwasm -o Sample1
作成したアプリのフォルダーに移動して、サーバーを起動します。
% cd Sample1
% dotnet run
公開ファイルを作成するためには以下のコマンドを実行します。
% dotnet publish -c Release
bin/Release/net7.0/publish/
に公開ファイルが作成されます。
NuGetパッケージの管理
Homebrewにnuget
があるのですが、今回は必要なかったです。dotnet
コマンドでパッケージを管理します。
dotnet CLI を使用して NuGet パッケージをインストールし、管理する
パッケージの一覧表示
% dotnet list package
パッケージの追加・更新
% dotnet add package <PACKAGE_NAME>
パッケージの削除
% dotnet remove package <PACKAGE_NAME>
おわりに
macOSでBlazor WebAssemblyの開発環境をセットアップしました。私はこれまで.NETの開発はWindowsでVisual Studioを使っていて、コマンドの使い方はほとんど知らなかったので、macOSでの環境構築は意外と時間がかかってしまいました。まだ基本的な使い方しかできていませんが、とりあえずこれでmacOSでの開発が進められそうです。
Homebrewでdotnet-sdk
をインストールしてしまうと、.NETのプレビューリリースを試すことができないかもしれません。その場合は以下のWebサイトから.NETのインストーラーをダウンロードしてインストールすることになりそうです。
.NET ダウンロード (Linux、macOS、Windows)
参考
Visual Studio Code で始める ASP.NET Core Blazor WebAssembly (Linux, macOS…